企業や事業を成長させるためには、市場に存在する収益の機会を狙う必要があります。いわゆる、ビジネスチャンスです。ふとしたきっかけや何らかの市場の歪みから、ビジネスチャンスは生まれるものです。せっかくのビジネスチャンスを逃さないためにも、企業はあらかじめ経営戦略を立案しておく必要があります。

ビジネスチャンスを狙うための経営戦略の立案手法に「SWOT分析」というものがあります。SWOT分析とは、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの軸で経営戦略を立案するための手法のことです。それぞれの英語の頭文字をとっています。ハーバードビジネススクールで開発されました。

■ 内部環境と外部環境を認識する

4つの軸は「内部環境」と「外部環境」に分けることができます。内部環境とは自社の内部の事象のことで、「強み」と「弱み」が該当します。外部環境とは自社の外部の事象のことで、「機会」と「脅威」が該当します。市場にはビジネスチャンスが存在しますが、ビジネスチャンスだけに目を配っていては足元をすくわれてしまいます。市場の脅威にも注意していかなければなりません。また、自社の強みを活かして経営戦略を立案しがちになってしまいますが、自社の弱みにも目を向けておくべきでしょう。

・自社の強みは何か
・自社の弱みは何か
・市場の機会は何か
・市場の脅威は何か

自社の強みは何があるのかを洗い出します。例えば、豊富な資金力なのか、高い技術力なのか、差別化された商品なのか、ホスピタリティ溢れた接客力なのか。

自社の弱みは何があるのかを洗い出します。例えば、計画力のなさなのか、人通りの少ない立地なのか、人材不足なのか、認知度の低さなのか。

市場の機会は何があるのかを洗い出します。例えば、若年層にあるのか、海外市場にあるのか、低価格帯にあるのか、通信販売にあるのか。

市場の脅威は何があるのかを洗い出します。例えば、少子高齢化の進展にあるのか、近隣に出店予定の競合にあるのか、法改正にあるのか、流行の移り変わりにあるのか。

■ 4つの軸から経営戦略を立案する

このようにして「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つ軸の要素を洗い出します。もちろん、要素は企業によって異なります。そして、洗い出された4つの軸の要素をそれぞれ組み合わせて経営戦略を立てます。

・強みを活かして機会を獲得するための戦略を立案する(強み:機会)
・弱みを克服して機会に挑戦するための戦略を立案する(弱み:機会)
・強みを活かして脅威を除去するための戦略を立案する(強み:脅威)
・弱みを克服して脅威を回避するための戦略を立案する(弱み:脅威)

以上の4つの観点から経営戦略を立案します。様々な経営戦略のストーリーがアイデアとして出てくるでしょう。

SWOT分析は「強み」「弱み」「機会」「脅威」を正しく認識できる点で優れているツールです。分析することで初めて認識できることもあります。また、経営戦略を論理的に組み立てることができます。そして、経営戦略を可視化することができるため、複数人でディスカッションを行うためのツールとして活用することができます。

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