「国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを考えようではありませんか」

これは、ジョン・F・ケネディが大統領に就任した際の演説の一節です。当時のアメリカは共産党の率いるソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)と一触即発の状態でした。ケネディは自国民に対して、自己利益を超えて自国のために動くよう呼びかけました。

ところで、自己利益を追求する自己中心的な人は得をします。特に、協力関係にない人の間では、裏切ることに強いインセンティブが生じます。道徳的な観点で考えれば、これはあってはならないことです。しかし、現実では自己中心的な人が得するようになっています。道徳的に良いか悪いかは別にして、これが現実です。

ただ、自己中心的な人ばかりの集まりだと、全体が享受できる利益は大きくなりません。非効率的になり無駄が生じるからです。全体のパイは小さいままです。複数の人が集まる組織では、自己中心的な人を排除する必要があります。ケネディは自己中心的な人を排除するために、冒頭の言葉を用いて国民に協調を促したといえます。

■ 組織のリーダーは自己中心的な人を排除しなければならない

組織のリーダーは自己中心的な人を排除する必要があります。もしくは、自己中心的な人を協調的な人間に変える必要があります。協調的な人を評価していかなければなりません。協調的な人が得することを示していくことが求められます。

ケネディのように、組織のメンバーに協調を呼びかけることは非常に大事です。人事考課で協調する人を評価することも有効です。「飲みニケーション」や「社員旅行」というと古臭いと思われるかもしれませんが、協調を促すためには効果的といえます。今の時代においては、逆に新鮮です。

■ まず自分自身が組織に対して何ができるかを考える

一方で、組織のリーダーではない、組織の構成メンバーの立場で考えると、組織において協調的な姿勢でいることには大きなメリットがあります。まず自分自身が組織に対して何ができるかを考えてみるといいでしょう。順番が大事です。組織があなたのために何をしてくれるかを考えるのではなく、あなたが組織のために何ができるかをまず先に考えようではありませんか。

というのも、組織の多くの人が協調的ではないからです。「皆協調的だよ」と思うかもしれません。ここでいう「協調的」とは「命がけで協調的」というレベルです。「滅私奉公」というレベルです。自分が得か損かを一切考えず、ひたすら協調的でいるのです。

多くの人はどこかで自己利益を追求して得しようと考えています。なぜなら、そこに強いインセンティブがあるからです。本来的に自己中心的な人間は得するからです。でも、そういう人間ばかりの中で超協調的な人がいれば、組織のリーダーはその人を優遇することは間違いありません。組織があなたのために何ができるかを考えるようになるでしょう。

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