何度もなんども繰り返し露出させることで売り上げは拡大します。何かを実施して効果がないからといって、すぐに諦めてしまうといったことがないでしょうか。もし心当たりがあるのであれば、もう少し辛抱が必要かもしれません。

「ザイアンスの法則」をご存知でしょうか。「単純接触効果」ともいいますが、接する回数が増えれば増えるほど好意度や印象が高まる効果のことをいいます。

■ 人は接触回数が多くなるだけで人を好きになる

『アンネの日記』という、ユダヤ系ドイツ人の少女アンネ・フランクが書いた日記があります。第二次世界大戦のオランダ・アムステルダムが舞台で、ドイツ軍の迫害から逃れるために、フランク一家が隠れ家に潜んで生活していた時の話を日記にまとめたものです。ドイツの秘密警察に捕まるまでのおよそ2年間を綴っていて、彼女の死後、生き残った父によってその日記が出版され世界的ベストセラーとなりました。

隠れ家にはフランク一家以外も含めて8人が潜伏していましたが、その8人の中にペーターという少年がいました。当初、アンネはペーターのことを「変わり者で内気で怠け者で・・・」などと酷評していました。もちろん、恋愛対象としてはみなしていませんでした。しかし、2年にも及ぶ同居生活の中でアンネはペーターのことを好きになっていきます。変わり者で内気で怠け者のペーターを好きになってしまったのです。

なぜ、酷評していたペーターのことをアンネは好きになってしまったのか。一番大きな理由は、ザイアンスの法則にあります。長きに渡り同居しているので、お互い何度も顔をあわせることになります。単純に、接触回数は多くなります。アンネはペーターと何度もなんども顔をあわせるうちに好きになってしまいました。

ペーターは変わり者で内気で怠け者であっても、アンネはペーターのことを好きになってしまったのです。まさに、ザイアンスの法則が当てはまったケースと考えられます。

■ ビジネスには才能よりも努力が重要

ビジネスにおけるザイアンスの法則の活用について考えてみます。商品・サービスの「質」を2倍にすることは容易なことではありません。でも、商品・サービスの「接触回数」を2倍にすることは難しいことではありません。

質を上げるということは、幾分かの「才能」が必要になってくるのかもしれません。でも、接触回数を増やすということは、誰もができる「努力」でできることなのです。売りたい商品・サービスの露出を増やすのです。

たとえ売りたい商品・サービスが「変わり者で内気で怠け者」であっても、見込み顧客への接触回数や露出を増やすことで売ることができます。接触回数や露出が増えることで好意度や印象が高まるからです。ザイアンスの法則を活用しましょう。

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