「人の弱点を見つける天才よりも、人を褒める天才がいい」

これは、元プロテニス選手の松岡修造氏が語ったとされる言葉です。松岡修造氏は、かつて錦織圭選手に対して指導していたとき、徹底して良いところを褒めていたと言われています。もちろん、叱るべきときは叱り、注意するべきときは注意しました。しかし、基本的には褒めることで選手や生徒のモチベーションを上げ、能力を開花させていきました。

■ 誰もがあなたに褒められたい

ふと、亡くなられた高倉健さんの著書『あなたに褒められたくて』を読んだことを思い出しました。『あなたに褒められたくて』は、高倉健さんが長い映画人生の中で出会った人たちとの心温まる逸話、過酷なロケでの出来事、そして、いつも心配してくれた母親との思い出などを綴ったエッセイです。高倉健さんの純朴でまっすぐで不器用で、時にはお茶目でいたずら心が垣間見える、情緒あふれる作品となっています。

私は特段の高倉健ファンではなく、昔に『南極物語』を見たことがある程度でした。ただ、高倉健さんの声望は見聞していましたので、何かの機会で別の作品も見てみたいとは思っていました。

そんなおり、街の書店をあてもなくぶらぶらとしていたときに、ふと目に留まったのが『あなたに褒められたくて』でした。「高倉健」と「褒め」というキーワードで購入することを決めました。

様々な逸話に心動かされましたが、特に印象に残ったことは、高倉健さんほどの人でも「褒められたい」という願望をもっているということでした。『あなたに褒められたくて』の「あなた」が誰なのかは、話を読み進めていくうちに読み解けていきます。高倉健さんは「あなた」に褒められたいと強く願っていました。誰もが誰かに褒められたいのです。

ビジネスにおいても「褒める」ことは非常に大事です。褒めることが上手な上司は部下から信頼を得ることができ、業務を円滑に進めることができます。

■ 部下のやる気を引き出す褒め技術とは

効果的に褒めるコツがあります。褒める内容を具体的に細かく列挙すると効果は倍増します。5W1Hを使って、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」と事細かに褒める内容を挙げることにより、「わかってくれている」と思ってもらうことができます。1対1で褒めるよりも、できるだけ多くの人の前で褒めることで効果は倍増します。人前で褒められることにより自尊心がより満たされるようになるからです。

一方で、褒めるタイミングを間違えると効果が半減し逆効果になってしまうこともあります。全く褒めないのも問題ですが、過度に褒めすぎるのも問題です。厳しさの中にも適切なタイミングで褒めていくことが求められます。この「適切なタイミング」は状況によって変わってくるので一概には述べられません。こればかりは経験に頼るしかありません。

難しい問題もはらんでいますが、しかしながら、褒めることは非常に有効的です。ぜひ、褒める技術を高めていってください。部下のモチベーションは向上し、チームの結束は強化され、業務の効率性は向上し、結果として売り上げが拡大します。

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