「ばかやろう!」

部下を叱ってばかりいないでしょうか。部下を指導する際に叱ってばかりいる人をよくみかけます。感情的に叱っている人がいます。

「報告が遅い!」

「間違いが多すぎる!」

「もっと早く仕上げろ!」

私は社会人になりたての頃は毎日のように叱られていました。新入社員当時の上司はおそらく社内でも1、2位を争う叱る上司でした。もしかしたら、他社でも類を見ないレベルの叱る上司だったかもしれません。

同期の社員の一人はその上司にカッターナイフを投げつけられたこともありました。カッターナイフは脇の壁に当たり、同期社員に怪我がなかったことは幸いでした。今の時代であれば事件になっていたかもしれません。

その同期社員はよくいろいろな物を投げつけられて怒声を浴びていました。セロハンテープの台やバインダー、ボールペンなど、その上司の身近にあったありとあらゆるものを投げつけられていました。蹴りを入れられたこともあります。完全に暴行です。その同期社員は胃潰瘍になり、後に退職してしまいました。

私もその上司に毎日のように叱られました。今となっては、その毎日が貴重な日々だったと思うことができます。その上司に鍛えられたと思っていますし、感謝しています。ただ、辞めた同期社員は気の毒だったと思います。

叱ることは必要なことです。部下を叱ることができない人は上司失格といえます。叱ることができない上司は部下に舐められます。部下をコントロールすることができません。叱ることは絶対的に必要です。

ただ、叱ることを適切に行わないと組織が崩壊する危険性があります。よくある間違いが、感情的に叱ることです。胃潰瘍になって辞めた私の同期社員のように、部下を潰してしまいます。胃潰瘍にはならなくても、感情的に叱られてモチベーションが上がるわけがありません。

■ 叱る際の大事なポイント

ここぞという時に叱ることができれば、部下は自分の過ちに気づくことができます。そのことを気づかせてくれた上司に畏敬の念を覚え、逆にモチベーションは向上します。叱ることで部下が上司である自分自身に畏敬の念を覚えるかどうかが大事です。

自分の気分を害されたから叱っているのか、組織を守るため、部下の成長のために叱っているのかを部下は見ています。組織を守るため、部下の成長のためといった利他的な観点からの「叱る」であれば、部下は素直に受け入れてくれるでしょう。

時には感情を逆なでするような部下の言動があると思います。そういった時でも、個人の感情で叱るのではなく、組織人としてどうなのか、社会人としてどうなのか、人としてどうなのかといった一般的な視点で叱ることが重要です。感情的にではなく論理的に叱るのです。

部下を叱るときは適切なタイミングで叱りましょう。感情的にではなく論理的に叱りましょう。部下のモチベーションは逆に向上することでしょう。

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