サンプリング(試供品配布)は強力な販促手段になり得ます。新商品等をアピールする際に、小分けにした試供品を通行人や店内客に渡すのです。

街中で大手企業がサンプリングで製品を配布しているのを見かけることがあるかと思います。消費者は馴染みのものから新たに乗り換えることには躊躇してしまうものです。サンプリングにはその躊躇をなくす効果があります。

ただ、サンプリングを行うには少なくない費用が発生するので、戦略的に行わないと費用の垂れ流しで終わってしまいます。ただ配布するのではなく、ちょっとした工夫やアイデアが必要です。

例えば、カナダのトロントのマクドナルドは、猛暑日にラジコンカーの上に冷えたドリンクを乗せて、公園などで休息している人に配るというサンプリングを行ったことがあります。これはメディア向けのアピールと考えられますが、アイデアとしては興味深いサンプリングの例であるといえます。

例えば、「お口スッキリ長続き!」でお馴染みのガム「Clorets(クロレッツ)」のサンプリングはユーモアに溢れています。レンタルビデオ店で「それって口臭のせいかもしれませんよ」と書かれたステッカーが貼り付けられた特定のDVDをレンタルした人に、クロレッツのサンプルを配布し話題を呼びました。ウィットに富んだサンプリングの例といえます。

これらの例が示す通り、サンプリングのコツは「え?!」と思わせる何かを交えることにあります。

・着ぐるみを着て配布する

・店内ポスターにクイズと試供品を取り付け試供品にクイズの答えを書いておく

・くらしの豆知識が書いてあるミニ冊子を付ける

・割引チケットを添付する

・キャンペーンと連動したサンプリングにする

サンプリングというと、店頭や店内で配布することがほとんどだと思いますが、何も店舗周辺に限ることはありません。何かのイベントや学校の部活動、企業の会合などの特定の集団に対してサンプリングを行うことも非常に効果的です。

例えば、コカ・コーラは少年野球の少年たちにミネラルウォーターの「い・ろ・は・す」のサンプリングを行うことで大きな効果をあげました。

不特定多数にサンプリングするよりも、商品と親和性の高い人達にサンプリングしたほうが効果は高いといえます。既存顧客に試供品を送付するのもありですね。

サンプリングは強力な販促手段になり得ます。サンプリングにより、商品の認知度向上、商品選好のスイッチング、集客が実現できるのです。

【店舗をより良くしたい人へ】Facebookで『店舗カイゼン委員会』と検索するとグループが表示されます。『グループに参加』をクリックすると無料で参加できます。店舗をより良くしたい人が集まる新しいコミュニティです。

 icon-arrow-circle-right 詳しくはこちら