「会計」は経済活動における経済的取引事象を一定の方式で管理するために必要となるものです。企業経営では、税務上はもちろん、ステークホルダーに対する説明責任を果たすという意味でも非常に重要な行為となります。

しかし、多くの店舗従業者は会計の知識はもちろん、決算書の読み方すら知りません。アルバイトには必要な知識ではありません。ただ、店長以上の管理職には必要な知識といえるでしょう。

「店長に会計や決算書読解の知識なんて不要では?」という意見があるかもしれません。小さな規模でやっていくのであれば必要ないでしょう。ただ、それなりの規模にしていくのであれば、店長以上の管理職には会計についての知識は必須といえるでしょう。

店舗経営は数値で成り立っています。その数値を知らずして店舗経営ができるわけがありません。店舗管理職はもちろん、本社中堅幹部であればなおさらです。

■ 貸借対照表と損益計算書の読解が重要

貸借対照表と損益計算書の読解は非常に大事です。貸借対照表では、資産、負債、純資産の構造を理解する必要があります。その上で、自社の流動比率や当座比率、自己資本比率、固定長期適合率などの数値を把握します。

損益計算書では、売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益の違いを理解する必要があります。その上で、自社の売上高営業利益率、売上高経常利益率、総資本回転率、インタレスト・カバレッジ・レシオなどの数値を把握します。

これらの数値を把握しないで、将来の経営計画を立てることはできません。例えば、当座比率が低いのであれば、短期的には、金融機関から融資を受けて設備投資をするという計画は現実的ではないことがわかります。 その上で、インタレスト・カバレッジ・レシオが高いのであれば、有利子負債の返済能力があるといえるので、金融機関からの融資を検討して設備投資を行うといった経営計画を立てることができます。

貸借対照表と損益計算書の理解なくして経営計画は立てられません。中間管理職以上の社員には必須の能力といえるでしょう。店舗経営の未来を決める情報が実は決算書にすでに書いてあります。経営は数値で成り立っています。決算書から店舗経営の未来を見ることができます。そして、将来の経営戦略を構築することができます。決算書が読めることで、他社よりも優位な戦略を構築できるのです。

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