少子高齢化などの影響で人材獲得競争が激化しています。店舗型ビジネスでは、時給を上げるだけでは人材が集まらないため、大手各社は本社主導で、採用専用のコールセンターを設置するなどして、組織的に人材獲得に乗り出しています。

大手企業は資本力にものをいわせて人材を確保しようとしています。しかし、中小規模店ではそうはいきません。時給を上げる、コールセンターを設置するといった資本力を生かした採用はできません。中小規模店ならではの方法で採用力を高めるしかありません。

資本力を必要とせずに採用力を高めるには、「やりがい」を働く人に提供するしかありません。やりがいのある職場であれば、その噂が広まることで応募者の増加が見込めるからです。

ハーズバーグの二要因理論によると、従業員の満足感は「仕事の遂行」またはそれに関連した要因から生まれ、特に「達成」という項目で大きく動機付けされるとしています。これを簡単に言うと「やりがい」になります。

従業員にやりがいを持って仕事をしてもらうには、従業員一人一人の現状の課題は何なのか、次のステージはどこにあるのか、達成に向けた内在的理由はどこにあるのかといったことを把握し、それらを考慮した上で適切な教育と評価を行うことが重要となります。適切な教育と評価がなされることで人はやりがいを感じることができます。

そして、人材を確保していく上で強力な武器となるのが「紹介」です。既に働いている従業員に友人を紹介してもらうのです。友人を紹介した人を報奨する「友人紹介キャンペーン」などを行うといいでしょう。

友人の紹介は効果的です。ただ、職場に「やりがい」がなければ紹介はうまくいきません。やりがいのない職場を友人に勧める人はいないからです。そういう意味でも、人材を確保していくには、やりがいのある職場であることが重要となります。

やりがいのある職場にすることは簡単なことではありません。店の仕事は単調で地味な作業になりがちです。地味な作業がダラダラと続いてしまうとやりがいを感じることができず、結局は辞めてしまいます。

やりがいを持って働いてもらうには従業員を楽しませる必要があります。単調になりがちな仕事の中で、イベントを開催したり、コンテストを行ったり、表彰したり、ゲームを取り入れたりするといったことを行う必要があります。新しい仕事に積極的にチャレンジさせる環境を整えることも大事です。

仕事にゲーム性を取り入れることは非常に有効です。もちろん、行き過ぎはよくありませんが、適度にエンターテインメント性を持たせることは、仕事のマンネリへの誘惑を排すことができます。

人材の採用力を高めるために、やりがいのある職場にしましょう。まずは、従業員を楽しませることから始めましょう。

【店舗をより良くしたい人へ】Facebookで『店舗カイゼン委員会』と検索するとグループが表示されます。『グループに参加』をクリックすると無料で参加できます。店舗をより良くしたい人が集まる新しいコミュニティです。

 icon-arrow-circle-right 詳しくはこちら