2016年12月31日付日本経済新聞は、「スシロー 東証に再上場申請」と報じました。回転ずし最大手・あきんどスシローが株式の再上場を東京証券取引所に申請するようです。スシローは09年に上場を廃止しているため、約8年ぶりとなる株式市場への復帰となります。

スシローは12年に英投資ファンド・ペルミラの傘下に入りました。スシローはそれまで投資ファンドのユニゾン・キャピタルの傘下にあり、ペルミラがユニゾン・キャピタルからスシローを買収しました。ペルミラによると、買収価格は895百万ユーロとのことです。当時の為替相場で換算すると、およそ850〜1020億円となります。

再上場でスシローの時価総額は1000億円を超えるとの見方が強いようです。外食大手・すかいらーくが14年に8年ぶりとなる再上場を果たした時の時価総額は上場日の終値で約2200億円です。すかいらーくを参考にすると、スシローの時価総額は1000億円を超えるものと思われます。1500億円程度まで見据えることができるのではないでしょうか。

スシローの業績は好調です。直近5年では、12年9月期の売上高は1113億円、16年9月期は1464億円です。一貫して上昇しています。店舗数は12年9月末時点で336店舗、16年9月末時点で442店舗です。こちらも一貫して上昇しています。

スシローは海外での展開も推し進めています。11年12月に韓国ソウルで海外初出店を果たし、現在7店舗を展開しています。14年には米国市場で合弁会社を設立しました。15年11月にニューヨークに初出店し、16年6月に2号店をオープンしています。しかし、米国の2店舗は16年10月に閉店しました。

業績は好調ですが懸念材料があります。新業態の失敗です。15年に新業態の寿司レストラン「ツマミグイ」を開店しました。回転寿司ではない職人が握る高級寿司店です。しかし、客足が思うように伸びず、業態転換した「七海の幸 鮨陽」と合わせて全店を閉店しました。

スシローは現在上場企業ではないため、新業態と米国展開の失敗がどの程度の規模なのかはわかりません。ただ、閉店して区切りをつけた後での再上場の意向のため、新業態と米国展開の失敗による影響は限定的なのでしょう。早めに損切りをしたといえます。

スシローの再上場は外食産業では、すかいらーく以来の大型案件となります。スシローの今後の動向が注目されそうです。

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