カー用品小売り最大手のオートバックスセブンは、小型店の運営を開始しました。「オートバックス秋田由利本荘店」と「オートバックス岩国店」を改装し、リニューアルオープンしています。商品の絞り込みを行い、品揃え重視から選びやすさ重視への転換を図ります。

消費者が感じていた、商品が選びにくいという不満を解消するため、商品カテゴリー別の陳列から、利用シーン別の陳列に変更しました。目的や用途に合わせた選びやすい売り場を目指しています。利用シーンは「快適」「安心」「便利」「きれい」の4つに絞っています。

店舗の設備では、陳列什器を従来の1,800mmから1,200mmへと低くしています。店内の照明は蛍光灯からLED電球に変更し、明るさを確保した上で消費電力を抑えます。視認性を高めるとともに、商品を探しやすくする狙いがあります。

オートバックスは業績が低迷しています。競合との競争激化で顧客を奪われている状況です。2016年4〜9月期の売上高は前年比で3.9%減少しています。本業のもうけを示す営業利益は60.4%もの減少です。直近10年の通期の売上高は減少傾向を示しています。2007年3月期の売上高は2425億円ですが、2016年3月期は2081億円にまで減少しています。

経費率の高さの問題も抱えています。営業活動に要した費用である販管費の売上高に占める割合が上昇傾向を示しています。直近10年で見ると、売上高販管費率は概ね20%台後半で推移していましたが、2016年3月期では29.0%に上昇しています。2016年4〜9月期では32.3%にもなっています。売上高の減少に伴い、無駄な経費の削減が求められている状況でした。

オートバックスは小型店の出店を増やすことで、消費者のニーズに対応し、かつ経費率を抑えた効率的な店舗運営を目指すようです。業績を回復させるには、消費者が買いやすい店舗の構築ときめ細かいサービスの提供が今まで以上に求められるといえそうです。

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