2017年2月19日付日本経済新聞は「コメダホールディングス(HD)は『コメダ珈琲店』を2年後までに沖縄を除く全都道府県に出店する。空白地域だった東北北部3県のうち岩手に初出店し、残る青森、秋田でも出店パートナーの選定に入る」と報じました。

コメダは新規出店を加速させています。2016年8月には北海道に初出店しました。同年9月から11月までにおいて宮崎、鹿児島に出店し、九州全県への出店を果たしています。出店していない都道府県は青森と秋田、沖縄だけとなっています。

同社はすでに2020年度末までに国内外で1,000店舗を目指す方針を表明しています。海外での展開も推し進める方向で、2016年4月には上海に海外初出店を果たしています。

■ 競争が激化するも喫茶店の市場規模は回復傾向を示している

カフェや喫茶店の競争は激化しています。競争により市場は活性化しています。日本フードサービス協会によると、喫茶店の市場規模は1982年の1兆7396億円から縮小傾向を示し、2009年には1兆45億円にまで減少しましたが、2009年を底にその後は上昇し、2015年には1兆1270億円にまで回復しています。

大手コーヒーチェーンは出店攻勢を強めています。コメダの国内店舗数は719店舗(16年11月末時点)です。スターバックスコーヒージャパンは1,245店舗(16年12月末時点)、ドトールコーヒーショップは1,117店舗(2017年1月末時点)、タリーズコーヒージャパンは658店舗(16年10月末時点)です。各社は出店を加速させています。

大手以外の勃興も見ることができます。近年は「サードウェーブコーヒー」と呼ばれる高品質なコーヒーを提供する店が脚光を浴びています。サードウェーブコーヒーの代表格とみなされているブルーボトルコーヒー・カンパニーが2015年に日本に再上陸するなど、話題を集めています。

■ コンビニのカフェ化、喫茶店化も脅威に

コンビニコーヒーの充実も市場の構図に大きな影響を与えています。低価格ながらも本格的なコーヒーが飲めることでコンビニコーヒーは人気を集めています。

コンビニは近年、店内で飲食できるイートインを設置した店舗を拡大しています。2015年6月28日付日本経済新聞は「ファミマ、6000店でイートイン 3年で2倍に」「コンビニ首位のセブン―イレブン・ジャパンや2位のローソンはイートインを約2000店で導入している。ファミマは5月末時点で約3000店で取り組んでおり先行してきた」と報じています。

イートインの充実によりコンビニ店内でコーヒーを気軽に飲むことができます。コンビニのカフェ化、喫茶店化が進んでいるといえます。そのため、コンビニを含めたコーヒー市場での競争は日に日に厳しさを増している状況です。

コメダは2年後までに沖縄を除く全都道府県に出店する計画です。はたして、コメダは激化する競争を勝ち抜くことができるのでしょうか。注目が集まります。

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