ユニクロは、店員が付き添いながら子供が自分の意思で服を選ぶことができる体験型の新サービス「はじめてのコーディネート体験 MY FIRST OUTFIT(マイ ファースト アウトフィット)」を、3月25日から全国のユニクロ105店舗で開始すると発表しました。参加費は無料のサービスです。

サービス体験の流れは次の通りです。子供客は店員から服選びのポイントのレクチャーを受け、買い物かごを持ちながら服を選びます。わからないことがあれば店員がアドバイスします。気に入った商品を選び終えたら試着室で着替え、最後に両親に披露します。

ユニクロがこうした接客重視のサービスを提供するのは珍しいといえるでしょう。セルフサービスを基本とし、接客は最小限にとどめることで人件費を抑え、高効率運営を行う事業モデルが強みでした。

ユニクロの子供服は苦戦を強いられています。2016年8月期のキッズ・ベビー部門の売上高は前年比2.7%減の550億円で、構成比は7.1%にとどまっています。一方、競合のしまむらはベビー・子供用品を扱う「バースデー」の2016年2月期の売上高は同23.5%増の385億円で、しまむらグループ内でのバースデーの構成比は7.1%ですが、グループ全体でのベビー・子供用品の構成比は10%を超えるとみられています。

ユニクロは子供服の販売の強化を狙っています。接客をすることで人件費は上昇しますが、販売の強化で売上高が向上することで上昇する人件費を吸収できると考えているのでしょう。また、成長できなければ生き残れないという危機感の表れとも考えられます。

ユニクロは近年、手間のかかるサービスの強化を推し進めています。例えば、採寸が必要なセミオーダー感覚のジャケットを販売するなど、接客が必要な商品やサービスを展開しています。

多様化する消費者ニーズに対応するためには、従来のセルフサービスだけでは対応しきれない時代になっているといえます。こうした動きはますます強まっていくことでしょう。

【店舗をより良くしたい人へ】Facebookで『店舗カイゼン委員会』と検索するとグループが表示されます。『グループに参加』をクリックすると無料で参加できます。店舗をより良くしたい人が集まる新しいコミュニティです。

 icon-arrow-circle-right 詳しくはこちら