ニトリホールディングスは新業態の小型店「ニトリ EXPRESS(ニトリ エクスプレス)」の出店を開始します。3月31日にJR札幌駅直結の商業施設に出店するのを皮切りに、展開を拡大していく計画です。

エクスプレスではニトリと同じサービスを提供するものの、品揃えはホームファッションを強化し、日常生活に必要なベーシックアイテムに絞り込むことで身近に感じてもらえる店舗づくりを目指します。小型店の特徴を生かすことで、規模の大きさにより大型店では出店が難しい駅前立地などでの出店が比較的容易になります。利便性が高い立地での出店が可能となります。

ニトリは既に小型店「デコホーム」を展開していますが、デコホームはニトリ商品の他にデコホームオリジナル商品も展開しています。デコホームではオリジナル商品を強く打ち出し、エクスプレスでは従来のニトリ商品を打ち出すことですみ分けを図ります。

エクスプレスは小回りがきく特長を生かすことで、空白地域となっている商圏の穴埋めの役割が期待されます。ニトリは都心の百貨店や商業施設での出店を推し進めています。3月15日には東武百貨店池袋本店とアトレ目黒に新規出店します。同日に増床したマロニエゲート銀座店をリニューアルオープンします。このように、従来の郊外での出店に加えて都市部での出店も加速させていますが、こうした立地の隙間を埋める形でエクスプレスを出店することでさらなる成長を目指します。

■ 小型店の展開は広がりを見せている

ニトリのエクスプレスに限らず、小型店の展開が小売業で広がりを見せています。大塚家具は3月10日に発表した「経営ビジョン」で小型店の多店舗展開を推し進めることを発表しました。オートバックスセブンは「オートバックス秋田由利本荘店」と「オートバックス岩国店」を改装し、小型店の運営を開始しました。イオンは小型食品スーパー「まいばすけっと」の出店を加速させています。

百貨店でも同様の動きが見られます。パルコは小型店「ゼロゲート」の出店を推し進めています。現在は7店を展開し、京都や原宿、三宮でも開業予定です。三越伊勢丹は雑貨や食品を扱う小型店「エムアイプラザ」の出店を推し進めています。こうした小型店の展開は他の企業にも広がっていくでしょう。

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