時計メーカー・セイコーホールディングスが高級時計シリーズ「グランドセイコー」のブランド力強化に乗り出すようです。2017年3月23日付日本経済新聞は「文字盤から『SEIKO』のロゴを外し、売り場デザインも一新する。主力ブランドの大規模な改革は創業以来初めて」と報じました。

セイコーの業績は低迷しています。2016年4~12月期の連結決算は、売上高は前年比16.6%減の1910億円、本業のもうけを示す営業利益は58.7%減の56億円、純利益は95.0%減の6億円です。大幅な減収減益です。近年の売上高は横ばい傾向を示し、成長が止まっている状態です。

セイコーは2016年に創立135年を迎えた老舗時計メーカーです。セイコーの時計は多くの人に親しまれています。しかし、ロレックスやオメガといった外国メーカーの高級時計と比べて、ブランド力において劣っている感は否めません。そのため、ブランド力の向上が求められていました。

ブランド力を高めるためにはデザイン性の向上が必須でしょう。日本経済新聞によると「漆など日本の伝統工芸や職人による彫金技術を生かした100万円超の高付加価値商品も増やしていく」と報じています。デザイン性を高めた高級時計を販売していくようです。

ブランドの価値を伝えるためには店舗の改革も必須です。時計のイメージにあった店舗を拡大していく必要があります。日本経済新聞は「売り場のイメージも刷新する。現在は青を基調としているが、新たにシルバーも用いる」と報じています。製品を高付加価値化するのであれば、店舗もそれに合わせて高付加価値化する必要があるといえます。

セイコーは製品と店舗の両輪を高付加価値化することでブランドの刷新を図ります。はたして業績を向上させることができるのでしょうか。

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