2017年4月20日、銀座6丁目に商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」がオープンしました。商業施設面積は銀座エリア最大の約4万7000平方メートル、延床面積は約14万8700平方メートルにもなる巨大な商業施設です。

コンセプトは「Life At Its Best 最高に満たされた暮らし」です。地下3階から13階まであり、地下2階から6階までと13階の一部に241もの多彩なブランドが結集しました。地下3階には伝統芸能の発信拠点「観世能楽堂」があり、1階には観光案内所や観光バス乗降所が設置されています。7階から12階と13階の一部はオフィスとなっています。屋上には約4000平方メートルの庭園が広がっています。

オープン後最初の土曜日となる22日に訪れました。外観は、オフィスが入る上層階ごとの窓ガラスの上部に「ひさし」がぐるりと張り巡らされているのが特徴的です。下層階の商業施設部の外装には、フェンディやヴァレンティノといったブランドのファサードが「のれん」として掲示されています。

施設内は、2階から5階までの中央部は大きな吹き抜けとなっています。吹き抜けの最上部には、赤色の水玉ドットが描かれたカボチャ型の巨大なバルーン十数個がシャンデリアのように吊るされています。吹き抜けの周囲を通路やエスカレーターが囲みます。エスカレーターに乗りながら吹き抜けの空間と各階の様子を楽しむことができます。

全体的にお洒落でアート色が強い造りになっています。例えば、6階に展開する「銀座 蔦屋書店」では、「アートのある暮らし」を提案し、アートや写真、建築、デザイン、ファッションといったアート関連コーナーを充実させています。スターバックスを併設し、コーヒーを飲みながら読書を楽しむことができます。

蔦屋書店のフロア中央には、本棚に囲まれた吹き抜けのイベントスペースがあります。世界のアートフェアとの連動やアーティストとのトークイベントなど様々な切り口でアートの楽しみ方を提案します。

ギンザシックスは全体的に「コト消費」を意識しているようです。アートを打ち出すことで感度の高い消費者を呼び込み、商品を単に並べて売るのではなく、施設全体から発せられる「卓越したお洒落感」、「高い芸術性」、「銀座のステータス感」、「高級感」、「他にはない体験」といった付加価値を加えて、ギンザシックスでの体感・体験を丸ごとパッケージにして販売しているかのようです。

運営するJ.フロント リテイリングは百貨店の構造改革を推し進めています。4月10日に発表した中期経営計画では、婦人服の売り場面積を30%削減し、新たな編集売り場を拡大し、コト消費への対応を推し進める方針を示しています。ギンザシックスは初年度の売上高の目標として600億円を掲げています。

百貨店の終焉が叫ばれるなか、Jフロントはギンザシックスにおいて新しい百貨店のあり方を示すことができるのでしょうか。

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