ニトリホールディングスは4月28日、中古住宅販売のカチタスに出資し、資本提携すると発表しました。

カチタスは住宅をリフォーム販売する企業で、2016年度には全国100店超の店舗で4400戸超を販売しています。販売価格は1000万〜1500万円以下の低価格帯が中心で、ローカルエリアを軸に販売しています。2015年度の売上高は393億円、営業利益は39億円です。

提携ではカチタスが販売する住宅にニトリの家具を配置し、そのままパッケージにして販売することが考えられます。両社は共に低価格帯の商品を販売するという点で共通しているため、親和性が高い住宅と家具を組み合わせて低価格販売するこができます。相乗効果が見込めます。

ニトリは2007年からリフォーム事業を手がけています。カチタスとの提携により、リフォーム事業におけるシェア拡大が見込めます。また、家具の販路拡大が期待できます。

カチタスはニトリが持つ全国400店超の店舗に来店する客に住宅を販売する機会が得られます。また、ニトリ提携会社という看板を掲げることができるため、ブランド力を高めることができます。

中古住宅市場とリフォーム市場は有望です。政府は2016年3月に、今後10年の住宅政策の方向性を定めた「住生活基本計画」を閣議決定しました。中古住宅市場の規模を2025年に8兆円(13年は4兆円)、リフォーム市場を同12兆円(同7兆円)に拡大する目標を掲げています。カチタスとニトリにとって追い風となるでしょう。

ニトリの業績は好調です。2017年2月期の連結決算は、売上高が前年同期比12.0%増の5129億円、本業のもうけを示す営業利益が17.4%増の857億円です。30期連続で増収増益を達成しています。カチタスとの提携で、31期連続の増収増益に弾みがつくことが期待されます。

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