経営戦略を立てる上で、現状を把握することは非常に大事です。カルロース・ゴーン氏は「現状把握は経営の要です。全体の状況を把握し、対策の規模、期間、効果を見極めること。これが経営の基本中の基本なのです」と言ったそうです。

経営では定期的に自社の現状把握を行うことが求められます。現状把握ができていなければ、次の打ち手が見えてきません。戦略を立案し、対策を講じることができません。

経営において現状把握をするために有効となる手法があります。それは「SWOT分析」です。SWOT分析とは、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの事象を捉えて分析する方法です。

自社の強みは何があるのか、弱みは何があるのか、機会は何があるのか、脅威は何があるのかを分析します。それぞれの英語の頭文字をとってSWOT(読み方:スウォット)となっています。

SWOT分析では先の4つの事象を二つに分けて考えます。「内部環境」と「外部環境」の二つです。強みと弱みは自社における事象なので内部環境になります。機会と脅威は自社の外の市場における事象なので外部環境になります。

「内部環境」
・自社の強み…得意なこと、勝っていること、長所、特長
・自社の弱み…苦手なこと、劣っていること、短所、弱点

「外部環境」
・市場の機会…チャンス、好都合、空白地帯、成長分野
・市場の脅威…潜在的リスク、不安定要素、競争激化、競合の参入

強みと弱み、機会と脅威を洗い出したら、それらを分析して経営戦略を立てます。基本的に、次の4つのタイプの戦略を立案します。

・戦略A…強みを生かし機会を捉える
・戦略B…強みを生かし脅威を除去する
・戦略C…弱みを克服し機会に挑戦する
・戦略D…弱みを克服し脅威を回避する

自分のことは自分が一番知らないものです。「易者身の上知らず」ということわざがあるように、他人のことはあれこれ言えても、自分のこととなると分からなくなるといったことが往々にしてあります。自身の強みや弱みは正しく理解していないものです。

機会や脅威にしても、忙しい毎日を過ごしていると見過ごしてしまいがちです。時流は刻々と変化していきます。機会や脅威は時とともに変化していきます。明日の機会や脅威が明後日も同じとは限りません。

SWOT分析は強み、弱み、機会、脅威を正しく理解するために最適な手法です。定期的に分析するといいでしょう。

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