「経営計画」は非常に重要です。自社や自店の経営方針を策定し、従業員やステークホルダーに示すことで、説得力をもって経営を推し進めることができるようになります。

経営計画は多種多様です。長期的なものから短期的なものまで、広義のものから狭義のものまで色々あります。その中でも「中期経営計画」が特に重要です。中期経営計画の「中期」とは一般的に3〜5年間程度を指しますが、大企業では3年間の中期経営計画を策定することが多いようです。3年間というのは短くもなく長くもなく、程よい期間なのでしょう。

例えば、セブンイレブンなどを展開するセブン&アイ・ホールディングスは2017年度を開始年度とした3カ年計画の中期経営計画を発表しています。

2016年度に成長戦略の立案と過去からの課題整理を行っています。2017年度に新・オムニチャネル戦略と首都圏食品戦略をスタートし、赤字を大幅縮小させます。2018年度に新・オムニチャネル戦略による成長を実現し、首都圏食品戦略を稼働します。2019年度を最終仕上げの年度とし、次の中期経営計画を発表します。

具体的な数値目標、例えば「新・オムニチャネル効果で営業利益を130億円上積みする」、「店舗活性化のためにセブンイレブンの閉店計画を600店から800店に増やす」といった数値で経営計画を示しています。また、「専用のレシピ、原材料、設備、全てがお客様目線での開発」といった定性的な計画もあります。

行き当たりばったりの経営では行き詰まります。長期経営計画ではある程度は理念的、包括的な内容で立案します。短期経営計画ではより具体的な内容で立案します。中期経営計画では両方の視点を取り入れた内容で立案します。経営計画を立てることで経営を強力に推し進めることができるようになります。

「経営計画を立てることは非常に重要」と言うと、「計画通りにいくことはないから経営計画を立てることは無意味で時間の無駄」と言う人がいます。確かに計画通りにいかないことの方が多いでしょう。しかし、たとえ計画通りにいかなくても、それでも計画を立てるということは非常に重要です。

経営学者のドラッカーは自身の著書『経営者の条件』で「ナポレオンはアクションプランどおりに事が運んで戦いに勝ったことはないといっていた。しかし彼は、あらゆる戦いで歴史上例のない緻密さでアクションプランをつくっていた」と述べています。ナポレオンもドラッカーも、たとえ計画通りにいかなくても、それでも計画を立てることは重要だと認識しているのです。

計画を立てることで思考が整理されます。論理的な計画を立てるためには情報を集める必要があります。その過程で様々な気づきが得られます。計画を立てることで立案者の思考は強化されるのです。

また、従業員やステークホルダーに計画を示すことで経営に対する理解が得られるようになります。協力者が増えます。具体的な計画であれば納得して計画の遂行に加わってくれるようになるため実行力が高まります。

経営計画は非常に重要です。たとえ計画通りにいかないとわかっていても、それでも定期的に経営計画を立てる必要があると言えるでしょう。

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