米国の商業モールが衰退しています。世界最大規模の金融コングロマリットのクレディ・スイスは、2022年までの今後5年間で米国の1100ある主要商業モールは最大4分の1が消えると予測するレポートを発表しました。

背景には、eコマースの台頭と消費者の価格に対する厳しい目があるとしています。アパレルのeコマースの売上高は、現在の17%から2030年には37%に増加すると予測しています。

こうした消費者行動と消費者ニーズの変化に対応できないモールは生き残れないでしょう。eコマースに対抗するには、モールならではの施策が必要になります。例えば、カフェやフィットネスといった小売り以外の店舗やスペースを充実させ、体験や空間を重視したモールを構築するといったことが求められます。eコマースではできないことを打ち出す必要があります。

日本の商業施設「ギンザシックス」が見本になりそうです。ギンザシックスには各階にカフェを設けています。各階のカフェはそれぞれ趣が異なり、ショッピングの合間に消費者は好みのカフェで一息できるようになっています。

例えば、ギンザシックス内にあるアパレル店「ジョゼフ」はカフェ「ジョーズカフェ」を併設しています。エクササイズ店「ビューティーテラス銀座」では最先端のVR機器を使ったエクササイズなどを提供しています。ギンザシックスには、体験や空間を重視した店舗やスペースが充実しているのです。

日本の小売業は米国を手本にしてきた歴史があります。今の米国の小売業の姿が、数年後の日本の小売業の姿を表している可能性があります。そのため、日本のモールや百貨店といった商業施設の多くが消えていく可能性は十分にあるといえるでしょう。そうなると、小売店はこのことについてより真剣に考えざるを得ないといえます。

小売店は「モノ」の販売以外の付加価値が求められそうです。

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