無駄なコストはないでしょうか。無駄な人件費は発生していないでしょうか。無駄に豪勢にしていないでしょうか。見栄で過剰にコストをかけていないでしょうか。コストを意識して、無駄なコストを削減することは非常に重要です。

もちろん、かけるべきコストはかけるべきです。売り上げや成長の機会にコストをかけることは必要です。要は「費用対効果」の視点があるかどうかです。常に「そのコストは必要なのか?」を問う必要があります。

トランプ大統領は著書『トランプ自伝―不動産王にビジネスを学ぶ』で「トランプの手札―取引の諸要素」として11の法則をあげているのですが、そのうちの一つとして「コストを抑える」ことをあげてその重要性を指摘しています。

少し意外かもしれません。トランプ氏というと、豪華なトランプタワーを代表するように派手なものが好きで、「コストなんか気にせず豪華なものをつくれ」と言っているようなイメージがあります。しかし、実際はすごくコストにうるさい人であることがわかります。

政治思想家のマキャヴェリは著書『君主論』で「現代にあっても、わたしたちが見聞したところでは、大事業はすべて、けちと見られる人物の手によってしかなしとげられていない。ほかの連中はみな滅んでいる」と述べています。コスト削減を通り越して「ケチ」でなければ滅ぶとまで言っています。

作家の橘玲氏は著書『幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』で中内功氏とビル・ゲイツ氏の例をあげて、「同じ結果を得られるのなら、安ければ安いほどいい」と指摘しています。

同著書には「知人から『なぜグリーン車にしないんですか』と訊かれ、中内氏は『それに乗ったら早く着くんかい?』と訊き返したそうです。世界一の富豪であるビル・ゲイツも、飛行機はエコノミーを利用することで知られています。その理由を訊かれて、『エコノミーを利用すれば旅費は少なくて済む。ファーストクラスでも、飛んでいる時間は変わらない』とこたえたのも中内氏と同じです」とあります。

中内功氏は私財を投じて設立した流通科学大学の教壇に立つために、グリーン車ではなく普通車で東京の自宅から神戸に通い、ビル・ゲイツ氏はファーストクラスではなくエコノミーを利用するというのです。まさに費用対効果の真髄を示す話ではないでしょうか。

どうしても売り上げに意識が向かってしまい、コストへの意識が希薄になってしまうことが少なくないでしょう。もちろん売り上げは大事なのですが、同じぐらいコストも大事にしなければならないといえるでしょう。

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