あなたがマクドナルドを許したのはいつですか?

マクドナルドの期限切れ鶏肉問題が発覚したのは2014年です。それを許したのは1年後ぐらいでしょうか。2年後ぐらいでしょうか。異物混入問題などが重なったこともあり、未だに許せず、店舗には行っていないのでしょうか。それとも、一連の問題に関わらず、定期的に利用しているのでしょうか。

鶏肉問題から約3年経ちました。そうしたなか、2017年9月13日付日経MJが「あなたはいつ、どんなきっかけでマックを許しましたか?」という趣旨のアンケート調査の結果を公表しました。非常に興味深い結果が得られていました。アンケート調査は日経MJがモニタス(東京・港)を通じて1000人を対象に実施しています。以下に一部を抜粋します。

鶏肉問題以降、32%が店舗に全く行かなくなった、33%が行く回数を減らしたと回答しました。それら合計のうち52.7%が「今も行っていない・増やしていない」と回答しています。問題の根深さを示しているといえるでしょう。一方、利用を再開・増やしている人が16年以降から多くなっている傾向も見て取れます。

マクドナルドに行くのを再開したり、行く回数を増やした理由では、1番多かったのが「期限切れ鶏肉の使用問題の記憶が薄れたから」で28.1%です。風化していったということですね。2番目は「原材料の開示などで食への安心・安全の不安がなくなったから」で27.4%です。こちらはマクドナルドの企業努力といえるでしょう。

鶏肉問題が発生した当初、日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ社長がきちんと謝らない、謝罪対応が遅いということで世間の非難を浴びました。そういった経緯があったものの、その後は矢継ぎ早に対応していきました。

2014年8月に品質に関するウェブサイトを刷新し、2015年10月には主要商品の主要原料、原産国、最終加工国の情報などを公開したウェブサイトを刷新するなど、消費者が抱く食への安心・安全に対する不安の払拭に努めていきました。こうした施策が功を奏し、客足が戻るようになったのです。

日本マクドナルドホールディングスの足元の業績は好調です。2017年1~6月期連結決算は、売上高が前年同期比15.6%増の1212億円、本業の儲けを示す営業利益は94億円(前年同期は4700万円)、最終的な儲けを示す純利益は107億円(同1億5800万円)となっています。大幅な増収増益です。

好調な業績を受け、2017年12月期通期の業績見通しを上方修正しています。売上高は前年比9.6%増の2485億円、営業利益は同2.4倍の165億円、純利益は同3.7倍の200億円を見込んでいます。これが実現すれば、純利益は上場後で過去最高を更新することになります。

業績は好調で、売上高は鶏肉問題以前の水準にまで回復しています。一方で、アンケート調査では「今も行っていない・増やしていない」と答えた人が多数を占めている状況です。さらなる成長とそういった人たちを呼び戻すには、もう少しの時間と努力が必要といえるでしょう。

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