紳士服最大手の青山商事が、実店舗で確認してもらいオンラインストアで買ってもらう「オムニチャネル」型の店舗を広げています。「実店舗」「オンラインストア」といった垣根を取り払い、新しい形の販売方式を提案していく考えです。

「デジタル・ラボ」と名づけた新型の店舗では、全国の「洋服の青山」約800店の商品在庫と連動したオンラインストアにある1000万点以上の在庫の中から商品を選び、店舗で試着や採寸を行います。

店内にはオンラインストアの在庫とつながった大型デジタルサイネージが複数設置され、選んだ商品が画面に実物大で映し出されます。商品が手元になくても生地の色柄やデザインなどを確認することができます。

店員がiPadを使ってコーディネートの提案や注文処理までを行います。商品は持ち帰る必要がなく、最短2日で自宅に届きます。オンラインストアで購入するのであれば、店に在庫があれば持ち帰ることも可能です。

昨年10月に東京・秋葉原に実験店を開業しました。今年9月に新たに2店を都内に出店しました。3店舗のそれぞれの売り場面積は50〜70坪で従来型の店舗の4分の1程度と小さく、在庫を多く抱えることはできません。そのため、同じ色柄の在庫を持たず、1品番1サイズだけを置きます。

店頭在庫は試着用の“見本”という位置づけです。客は「柄はこのピンストライプ、色はこちらのグレーにして、サイズはこのスーツと同じもので」といった感じで注文することになります。ブランドが同じであれば基本的にサイズはどの色柄でも同じのため、サイズを全て揃える必要がないというわけです。

デジタル・ラボは標準的なコンビニと同程度の広さです。小型店のため、従来型の店舗では面積が足りずに諦めていた場所でも出店が可能となります。

青山商事のほかに丸井も、実店舗で試着してネットで注文する形態の店舗を広げていきます。丸井は、試着用の衣料品と靴だけを置く売り場をマルイ各店で導入を推し進めていく方針です。

丸井、試着だけの売り場を導入。店舗で試してネット上で購入

こうした形態の店舗が今後広がりを見せそうです。

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