すき家の牛丼が値上がりするようです。

11月9日付日本経済新聞は「ゼンショーホールディングスは8日、人手不足による人件費高騰を理由に牛丼チェーン店『すき家』で牛丼を値上げすることを明らかにした。大盛りやサイドメニューで値上げを検討する」「値上げは2018年3月までに実施する」と報じました。

すき家の牛丼は並盛りが350円、大盛りが470円、特盛りが580円です。一方、競合の吉野家の牛丼は並盛りが380円、大盛りが550円、特盛りが680円です。松屋の「プレミア牛めし」は並盛りが380円、大盛りが520円、特盛りが630円です。

すき家は客足への影響が大きい並盛りの値上げは避けるようです。先に挙げた中でいえば、どのサイズもすき家が最安値です。各サイズを比較してみると、並盛りの差はあまりありませんが、大盛りと特盛りは差が大きいため、すき家は値上げの余地が十分にあるといえます。いずれにしても、「値上げ後も『業界最安値を維持したい(ゼンショー)』(同記事)という考えを示しています。

すき家は14年秋、深夜に店員1人だけで店舗を運営するいわゆる「ワンオペ」が過重労働だとして問題となりました。時給を上げるなど労働環境を改善してきましたが、人手不足によるさらなる時給の上昇が経営を圧迫するため、価格転嫁はやむを得ないと判断したようです。

アルバイトの時給は右肩上がりが続いています。10月に東京都の最低時給は26円引き上げられ958円になりました。リクルートジョブズの調査によると、9月の三大都市圏(首都圏・東海・関西)の外食の平均時給(募集時)は前年同月比2.1%増の976円と上昇傾向を示しています。

吉野家は14年4月の消費増税時に並盛りを280円から300円に値上げし、同年12月に380円に値上げしました。値上げにより客離れが起きています。300円に値上げした翌月の客数は前年同月比で11.5%減少しました。380円に値上げした翌月は14.6%減少し、その後数カ月間は10%以上の減少が続きました。

こうしたこともあり、「吉野家は『いまだ戻ってこない客がいる』とし、並盛り以外でも値上げは否定的」(同記事)といいます。

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