大戸屋ホールディングスの定食店「大戸屋ごはん処 新丸の内センタービル店」(東京・千代田)がタブレットとセルフレジを活用して省人化を図っています。人手不足が深刻化するなか、同店を実験店とし活路を見出したい考えです。

同店は6月に改装し、リニューアルオープンしました。旗艦店という位置づけということもあり、単なる改装にとどめず、先端機器を導入した上で業務の効率化を図るためのモデル店舗としての役割も担います。

その1つとして、席でタブレットを使って注文できるようにしました。店員を待つことなく、画面上に表示されるメニューなどをタッチするだけで注文できます。英語など4カ国語で表示できるようになっているので、増加している訪日外国人客にも対応できるようになっています。店としては、注文を受ける手間を省くことができます。外食で広がりつつあるタブレットを活用し、省人化を図る狙いがありそうです。

もう1つがセルフレジです。出口付近に設けられていて、注文伝票を読み取り機にかざし、支払い方法を選んだ上で精算することができます。クレジットカードや電子マネーにも対応しています。これも省人化につながりそうです。店員が対応するレジも備えてあるため、客はどちらかを自由に選ぶことができます。

内装も従来の店とは異なっています。大戸屋では国内初となるオープンキッチンを採用し、調理している様子を客が見ることができるようにしています。また、店内には客が見える位置に野菜を並べるショーケースを設けています。新鮮な野菜を使っていることを伝える役割を担います。

メニューの拡充も行なっています。大戸屋は女性客が多いこともあり、栄養バランスに配慮した、野菜メニューを充実させました。

改装により売り上げは上がっているようです。11月22日付日経MJは「改装前の5月までは月900万円程度の売り上げだったが、10月は約1000万円と最高を記録した」と報じています。

売り上げは好調ですが課題もあります。こうして省力化を図っていますが、「従業員の採用コストが従来の2倍近くかかっており、省力化の効果を打ち消してしまっている」(同記事)といいます。さらなる効率化や省力化が必要な状況でもあるようです。

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