12月28日付日本経済新聞は「ミニストップは精算を顧客自らが行う『セミセルフレジ』を2018年度下期から本格導入する。国内約2250店のほぼ全てに19年度までに設置する計画」と報じました。全国展開するコンビニがセミセルフレジを大規模に導入するのは初めてです。

ミニストップは関東地方の数店舗で試験導入を始めていました。セミセルフレジでは、商品のバーコードの読み取りと袋詰めは店員が行い、顧客はレジ画面から支払方法を選択し、専用の機械に現金を投入したりカードをかざしたりして決済します。

コンビニでは商品のバーコードの読み取りと袋詰めはさほど時間がかからず、また酒やたばこといった免許品を販売するには店員による年齢確認が必要であることから、ミニストップでは全てを顧客が行う「フルセルフレジ」ではなくセミセルフレジを採用していました。

実験から「顧客1人のレジ作業にかかる時間を一般のレジから2〜3割削減できる」(同記事)といいます。将来は「1人の店員が顧客が精算をしている間に隣のレジにも対応し、2台担当できるようにしたいという。酒やたばこなど、年齢確認が必要な商品も精算できる仕様とする」(同記事)ようです。

ミニストップはセミセルフレジを本格展開することで深刻化する人手不足の解消を狙うとともに、生産性の向上につなげたい考えです。

コンビニ業界ではレジ作業の軽減や店舗の省力化に関する取り組みが進んでいます。ローソンは18年春に深夜の時間帯にレジを無人化し、会計を顧客自らスマホで行う「セルフ会計」の実験を始めます。コンビニ「ニューデイズ」を傘下に収めるJR東日本は11月に期間限定でコンビニの無人店舗の実証実験を行なっています。

ローソン、深夜にレジ無人化の実験を来春に開始
無人コンビニの実証実験をJR東日本が開始。カメラでAIが管理