外食産業の市場動向を見ていきます。

日本フードサービス協会》が公表している「外食産業市場規模推計の推移」によると、 1980年の外食産業の市場規模は14兆6343億円で、ピークとなる97年の29兆702億円まで上昇を続けます。その後は減少を続け、2011年には22兆8282億円にまで減ります。その後は盛り返し、16年は25兆4169億円となっています。

総務省が公表している《家計調査》(2人以上の世帯で農林漁業の世帯を除く)から、近年の外食産業の動向を見ていきます。

外食(飲食店における飲食費、宅配等を含む)への家庭の年間支出額は近年上昇傾向にあります。16年は15万9195円で、11年から10.8%増えました。外食に対する支出が増えていることがわかります。

16年の外食への月別の支出額を見ていきます。8月が多く、2月と6月が少なくなっています。

種類別の年間支出額を見ていきます。16年で金額が多い順に、「他の主食的外食」が5万2830円、「和食」(懐石料理、牛丼、カレーライスなど)が2万3573円、「飲酒」(飲酒代及びこれに伴う料理代)が1万7952円、「すし(外食)」が1万4904円、「洋食」が1万3449円です。

「焼肉」(焼肉店での焼肉を伴った食事)が6890円、「喫茶代」が6525円、「中華そば」が6195円(ラーメン、焼きそばなど)、「日本そば・うどん」が6004円、「中華食」(中華そばを除く)が4877円、「ハンバーガー」(セットも含む、ファストフード店に限る)が3625円、「他の麺類外食」(スパゲッティなど)が2372円です。

家計調査の分類として、「洋食」は15年から「洋食」と「焼肉」に分割されました。16年の「焼肉」は15年から増加しています。ステーキ店「いきなり!ステーキ」の躍進や肉ブームが影響していると考えられます。

どの種類も近年は概ね増加傾向にありますが、「ハンバーガー」は減少傾向にあります。マクドナルドが使用期限切れ鶏肉を使用していたことが14年7月に発覚し、その後客足が減ったことが影響したと考えられます。ただ、16年は少しだけ盛り返しています。