楽天は1月29日、野村ホールディングス(HD)傘下の損害保険会社、朝日火災海上保険の株式を公開買い付け(TOB)で取得し、完全子会社化すると発表しました。450億円程度を投じる予定です。

楽天が持つITや9000万人超の会員データを生かし、新たな独自商品を開発します。会員向けのほか、運営するネット通販や旅行予約サイトの加盟店向けの保険商品の開発・販売も想定します。

年度内にも野村HDなどが所有する朝日火災の株式を取得するほか、個人が所有する残りの株式も含めて、18年夏までに100%子会社化を目指します。楽天は2013年に生命保険事業に参入済みで、今回の買収で生損保を手掛ける体制を構築します。

楽天はネット通販のほか、クレジットカード、電子マネーなど幅広い分野で事業展開しています。さらに、17年12月には携帯キャリア事業への参入を表明しています。また、17年12月にビックカメラと組み家電専門の通販サイトを開設することを発表し、1月26日には米ウォルマート・ストアーズと日本でネットスーパーを展開することも発表しています。

楽天とビックカメラ、家電通販サイト「楽天ビック」を開設
楽天、ウォルマートと組みネットスーパーを開始

楽天は異業種への参入や異業種と提携することで会員数を増やすことに加え、会員との接点を増やすことで顧客の囲い込みを強める考えです。