マクドナルドに次ぐ世界第2位のバーガーチェーンの米バーガーキングが日本で大量出店を始めるようです。

2月8日付日本経済新聞は「2020年までに50億円を投じ、出店数を現在の約100店舗から300店舗に増やす」「東京や大阪、名古屋の大都市圏を中心に200店舗を新たに出店する。家族客が見込めるフードコートの出店も増やすほか、ドライブスルー併設店を本格出店して郊外の需要を取り込む」と報じました。

また、「新店にはオープンキッチンを採用し、バーガーを作る様子を来店客が見られるようにする。マクドナルドが昨年からウーバーイーツと組んで宅配を強化していることに対抗し、宅配サービスの導入も進める」(同記事)といいます。

バーガーキングは日本では1993年からチェーン展開を開始しましたが、経営不振で01年に日本から撤退しました。07年にロッテなどの支援で再進出しましたが、店舗数は約100店にとどまり、約2900店のマクドナルドに大きく引き離されています。

このため、17年に日本の運営権を香港の投資ファンドに譲渡しています。その投資ファンドは韓国でバーガーキングを運営している実績を持っており、抜本的なてこ入れに乗り出しています。

バーガーキング、日本事業をファンドに譲渡。98店のみでテコ入れが不可欠と判断

本格的な出店攻勢の前に、商品改革を行っています。18年2月から新体制では初となるバーガー「BBQスモーキーベーコンワッパー」を期間限定で販売を開始しました。価格は単品で690円と主力バーガー「ワッパー」に比べ200円高くなっています。客単価の向上と出店攻勢を組み合わせて、成長を加速させたい考えです。

近年は15年の米高級バーガー「シェイクシャック」の日本参入を機に高単価のバーガーが広がりを見せています。バーガーキングは高単価バーガー市場で改めて勝負したい考えがありそうです。