イオン系のドラッグストア大手、ウエルシアホールディングス(HD)は全店舗(約1660店)で公共料金などの支払いを受け付ける収納代行サービスを始めるほか、24時間営業店と弁当・総菜取扱店を大幅に増やすようです。

2月17日付日本経済新聞は「ウエルシアHDは傘下の事業会社であるウエルシア薬局などが運営する約650店舗で収納代行サービスを手がけている。まず2月中に店舗数を約2倍の1400店規模にして、その後に全店で取り扱う」と報じました。

電気やガス、電話の利用料金などの払込票を受け付け店頭で支払いができるようにすることで利便性を高め集客につなげたい考えです。

また、「都市部を中心に展開している24時間営業店を2019年度末までに現状の3倍超の400店に増やす。弁当・総菜の取扱店も早期に現状の約4倍である600店規模に広げる計画だ。コーヒーマシンや店内で食事ができるイートインスペースを備えた店舗も増やす」(同記事)と報じています。

24時間営業店を増やすことで、早朝や深夜の需要をカバーします。また、ウエルシアHDはイオングループで弁当・総菜店を展開するオリジン東秀と組み、弁当販売に乗り出しています。販売が伸びている弁当など「中食」を強化することで需要を取り込みたい考えです。

ウエルシア、24時間の薬局を4倍の400店に。早朝深夜の需要を取り込む狙い
ドラッグストアでオリジンの弁当を販売、イオン系ウエルシアが「中食」で勝負

ドラッグストアのコンビニ化が進んでいます。コンビニも近年は医薬品の取り扱いを増やし、業界の垣根を超えた競争が激化しています。そうしたなか、ウエルシアHDは展開する店舗の利便性を高めることで異業種の利用客をも取り込み、集客と販売増を実現したい考えです。

経済産業省が公表する商業動態統計によると、ドラッグストア全体の2016年売上高は5兆7258億円で、前年比6.8%増となっています。市場は拡大している状況です。

ドラッグストア販売額の推移(2017年7月考察)

ウエルシアHDは16年度の売上高で業界首位で、前年比17.9%増の6231億円です。18年2月期連結決算の売上高は前年比11.0%増の6920億円を見込むなど好調です。