セブン―イレブン・ジャパンの国内店舗数が1月末までに2万店を超えました。1号店が誕生した1974年から43年で達成しています。2万4000ある郵便局の8割強にまで迫る水準です。

セブン、国内2万店を突破

ファミリーマートはサークルK・サンクスを含めて約1万7000店(1月末時点)、ローソンは約1万4000店(同)です。大手3社だけで約5万1000店も展開している状況です。

3社は圧倒的な商品力と利便性で全国にコンビニを根付かせてきました。今後も出店を進め、さらなる成長を図っていくとみられます。一方で、3社とも既存店の成長の衰えが目立ってきています。

セブンの17年10月の既存店売上高が5年3カ月ぶりに前年同月割れ(0.5%減)となりました。続く11月も前年同月割れ(0.1%減)となっています。ファミマとローソンも前年同月割れが目立つようになり、伸び率は低下傾向を示しています。

店舗網が拡大するにつれて、3社の競争が激化していきました。また、地域によっては自社競合も発生しています。さらに、スーパーやドラッグストアと競合するケースも目立ってきています。

これからは出店攻勢一辺倒では大きな成長が望めません。今まで以上に1店1店の強さが問われてきます。セブンは昨年以降、総菜や冷凍食品売り場を広げた新レイアウトの店を拡大するなど、大胆な売り場改革を行っています。店舗数の多さにあぐらをかいていては、いずれ立ち行かなくなるという危機感がありそうです。

セブンイレブン、「新レイアウト」で中食ニーズ取り込み。1万店以上で導入

とはいえ、2万店という店舗網は大きな武器であることには変わりません。消費者の近くに存在することの重要性は今後も変わりはないでしょう。

そうしたなか、セブン―イレブン・ジャパンは国内店舗数2万店を記念して、従業員が店舗で着る制服を10月から刷新します。デザイナーの佐藤可士和氏が監修し、現行のえんじとピンクの組み合わせから、緑色を基調とするデザインに変えます。

3月6日からは、健康に配慮した商品の展開を強化していきます。消費者の健康志向が強まる一方で、今も「コンビニの食べ物は体に悪い」と考える消費者が少なくないなか、そういった認識を払拭したい考えです。

セブン、健康に配慮した食品を強化

今後もセブンの動きから目が離せません。