日本ショッピングセンター協会》が発表した2017年の全国のショッピングセンター(SC)の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年比0.6%増となりました。3年ぶりにプラスに転じた形です。

17年の全店ベースの売上高は推計で31兆9868億円と前年比2.1%増えました。SC数は3217件で前年より6件増えています。

月次ベースでは、1月と2月は前年を下回りましたが、3月以降は台風の影響などで客足が鈍った10月を除いて前年を上回り、好調に推移しました。

業種別では、飲食やサービス、雑貨が年間を通じて好調だったようです。衣料品は婦人衣料が不調でしたが、年末は前年の暖冬から一転して全国的に気温が低かったこともあり、冬物衣料が堅調に推移したようです。

テナントの中でも、政令指定都市に立地する総合スーパー(GMS)などの核テナントが5.6%増と好調に推移しました。一方で、地方ではやや苦戦が見られ、地域別では比較的人口の少ない北陸や中国、四国の3地域は前年を下回りました。

大都市では駅に近い商業施設の集客は底堅い一方で、郊外のSCは人口の減少や若者の車離れなどが苦戦の要因となっています。

17年は「GINZA SIX」(ギンザシックス、東京・中央)や「パルコヤ」(同・台東)など48件がオープンしました。18年も現時点では6件少ないものの、「東京ミッドタウン日比谷」(同・千代田)や「日本橋高島屋S.C.」(同・中央)、「THE OUTLETS HIROSHIMA」(広島市)など42件が開業する見込みです。

イオン、アウトレット主体の新型SCを出店。コト消費で地元住民を取り込む

同協会による売上高の集計対象は、小売業(物販)の店舗面積が1500平方メートル以上で、核テナントを除くテナントが10店以上入る施設です。調査では前年と比較可能な3195件の中から立地や規模により1000件を抽出してヒアリングし、473件から回答を得ています。