UCCホールディングスはカフェチェーン「珈琲館」の株式を投資ファンド、ロングリーチグループに譲渡すると発表しました。

傘下のユーシーシーフードサービスシステムズが5月1日付で珈琲館の事業を分割し、ロングリーチに売却します。

UCCは珈琲館にコーヒー豆などを提供する一方で、主力の「上島珈琲店」などに経営資源を集中する方針です。

珈琲館は炭火焙煎のコーヒーなどが特徴で、2008年にUCCグループに入っています。現在は、「珈琲館」「カフェ・ディ・エスプレッソ珈琲館」「珈楽庵」「珈蔵」のブランドで全国に約280店を展開しています。

コーヒー市場は伸びが続いていますが、競争も激化しています。最大手のスターバックスコーヒーは全国に約1300店を展開し、珈琲館はその2割強にとどまっています。また、コンビニコーヒーが充実していることもあり、コーヒーを楽しむために喫茶店に行かない消費者も増えています。そういった状況を踏まえ、UCCは上島珈琲店に集中した方が得策と判断したようです。

一方、ロングリーチは外食チェーン「ウェンディーズ・ジャパン」や「ファーストキッチン」などの経営の立て直しを担った経験を持っています。そうした中で培ったノウハウを生かし、珈琲館の価値をさらに高め、成長を加速させたい考えです。