「白いカレーうどん」で知られるそば店「初代」(東京・恵比寿)。JR恵比寿駅から徒歩2分程のところにあります。営業時間は午後5時から深夜までです。

とある平日の午後5時半ごろに同店を訪れました。開店して間もなく、かつ夕食の時間としてはやや早い時間にも関わらず、店内は多くのお客さんで賑わっていました。店内は2フロアあり、2階がテーブル席で構成されていて満席となっていて、1階がカウンター席で構成されていて半分埋まっていました。

2階では間接照明を多用し、やわらかな光が店内を包んでいます。落ち着いた雰囲気が漂っていました。1階のカウンター席からは、料理人さんが麺の生地を作っている様子を観察することができます。手打ちであることをアピールしているようです。

そば店なのでそばメニューが充実しています。そのため、そばメニューを注文しようかとも思いましたが、今回は名物の「初代の白いカレーうどん」(税別1100円)を注文してみることに。

白いムースで覆われているので「白いカレーうどん」というわけです。ムースはジャガイモから作られているとのこと。ムースの下にカレーうどんがあり、牛肉が具として入っています。美味しいですね。

この白いカレーうどんは名物となっているため集客に大きく貢献しているようです。多くの人が注文していました。

実は、正直言うと、いたって普通のカレーうどんです。否、普通のカレーうどんよりは美味しいのですが、1100円という価格を考えるとコストパフォーマンスが良いとも言えません。ただ、世にも珍しい「白いカレーうどん」を食べたという体験がそのコスパの悪さを打ち消してしまっています。

「白いカレーうどん」は差別化を打ち出すためのお手本になるといえるでしょう。意地悪い言い方をすれば「カレーうどんに白いムースを載せただけ」ともいえます。ただ、差別化というのはその程度のものです。

特に「色」は「大きさ」とともに差別化を打ち出しやすい要因であると言えます。カレーの色は「ブラウン」という一般常識を覆して「白」にした大胆さに勝因を見ることができます。これだけで集客を実現できるのですから実行しない手はないでしょう。