セブン―イレブン・ジャパンは3月20日からサンドイッチの主力品で賞味期限を3割伸ばすようです。

3月20日付日本経済新聞によると「セブンはサンドイッチの主力2品を刷新する。売り上げがもっとも多い『ミックスサンド』(250円)と3番目に多い『シャキシャキレタスサンド』(250円)が対象」といいます。

この2品はいずれも具材にレタスを使用しているため、パン生地がレタスの水分を吸い込んでしまい、長時間保存するとパンが湿り食感や風味が変わってしまうという特徴があります。

そこで、「小麦粉の配合を1割超増やすことで生地のしっとりとした食感を保ちながら賞味期限を伸ばした。店頭での販売期間はこれまで製造から30時間と他のサンドイッチに比べ短かったが、3割長い40時間となる」(同記事)といいます。

賞味期限が伸びたことで売り上げの拡大につながったようです。「1月に埼玉県内でテスト販売したところ、2品の売り上げは2割伸び、サンドイッチ全体では1割増えた。朝と昼の売れ行きは変わらず、品薄になりがちな夜間の売り上げが伸びた」(同記事)といいます。

賞味期限が伸びることで売れ残りによる食品ロスの削減にもつながります。「セブンが今回刷新する2品をテスト販売した際は、1店舗あたりのサンドイッチの食品ロスが5%超減った」(同記事)とのことです。

セブンにとって無駄な食品ロスを減らすことは社会的な使命でもあります。

日本では推計年間621万トンもの食品ロスが発生していると言われています。そういった状況が広く知れ渡るようになり、食品ロスに対する消費者の関心が高まっています。

消費者庁が17年に実施した消費生活に関する意識調査では、食品ロスの問題を「知っている」と答えた人が65.4%にも達しています。

小売り大手の取り組みで食品ロスが発生しているという批判の声も一部で上がるなか、セブンは従来よりも消費期限が長いチルド弁当や少人数でも食べきることができる小分けの総菜を開発するなど、食品ロスを減らす取り組みを行ってきました。

セブンは食品ロス問題に積極的に取り組むことで売り上げを拡大させるとともに、消費者の理解を得たい考えです。