ファミリーマートは店舗での入荷商品の検品作業を不要にするようです。

4月7日付日本経済新聞は「新聞・雑誌やたばこなどを除き全体の約8割で検品をしなくてもよい運用に改める」と報じました。店に着いたらすぐに店頭に並べることを認めます。

コンビニエンスストアでは一般的に、発注した商品が正しい数量で入荷しているかを確認するために検品作業を行います。一つ一つの商品のバーコードを専用端末で読み取る必要があるため、作業負担は小さくありません。

検品作業を不要にすることで「1店舗あたり1日約2時間の省力化」(同記事)が見込めるといいます。人手不足に悩む加盟店の作業負担を軽減する狙いがありそうです。

「数量の間違いなどによる損失は補填しないという条件に同意する加盟店が対象で、採用するかは加盟店の判断に委ねる。検品で発覚した配送ミスによる損失はメーカーや卸などが負担していたが検品をしない場合は補填がなくなる」(同記事)といいます。

「数量違いといった仕分けや商品配送の過程でミスが発生する確率は金額ベースで0.01%程度」(同記事)ということです。配送ミスによる損失よりも検品作業を不要にすることで得られる省力化のメリットが大きいと判断した加盟店は検品作業をなくすと考えられます。

人手不足が深刻化するなか、ファミマは店舗運営の合理化に腐心しています。深夜帯の人員不足の解消を狙って24時間営業の見直しを検討するほか、コンビニレジの標準機能である来店客の年齢や性別を入力するボタンを無くしたり、店舗間で店員を融通できるようにするなど省力化に向けた施策を次々と打ち出しています。

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また経済産業省などと連携し、客が自分で会計する無人レジの実証実験を2月から始めています。

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