経済産業省が6月29日に発表した《商業動態統計》によると、2017年の小売業販売額は前年比1.9%増の142兆5140億円でした。3年ぶりに前年実績を上回っています。新型車が好調だったほか、ガソリンなどの石油製品の価格が上昇したことなどが押し上げました。

1980年から2016年までの小売業商業販売額の推移を確認します。

90年代初頭までは順調に伸長したものの、その後はバブル崩壊や消費者の嗜好の多様化などの影響で低迷していきました。10年代に入ってからは持ち直しを見せるも、15年と16年は前年割れとなっています。17年は持ち直した形です。

00年以降を業種別で確認します。

規模と成長の両面で飲食料品が好調です。06年までは低下傾向を示していたものの、その後はコンビニがけん引する形で好調に推移しています。17年は44兆5360億円です。

衣料品は長らく冴えない状況が続いています。現在まで低下傾向を示しています。17年は11兆600億円です。

機械器具は10年までは比較的順調だったものの、その後は低迷しています。17年は6兆240億円となっています。

自動車は比較的安定的に推移しています。17年は好調で18兆860億円です。

燃料は安定的に推移していたものの、近年はガソリンなどの石油製品の価格の低下、または販売量の低下などにより減少傾向にあります。17年は価格が上昇したこともあり好調で11兆8400億円です。

医薬品化粧品は好調なドラッグストアでの需要が引っ張り、近年は好調です。17年は9兆7650億円です。