サントリー食品インターナショナルは7月5日、飲料の自動販売機で弁当を販売し、職場まで配達するサービスを始めたと発表しました。オフィス街の飲食店の混雑などで昼の休憩時間に昼食がとれない「ランチ難民」の不満を解消することで新たな顧客を獲得し、飲料のついで買いも見込みます。

飲食店予約サイトを運営するぐるなびと組んで、「宅弁(たくべん)」の名で始めました。

宅弁の仕組みについて7月6日付SankeiBizは「利用者は午前8〜10時にオフィス内の自販機で、飲料を買うのと同じ操作で弁当を購入。購入情報が無線を通じてぐるなびに集約され、加盟店が自販機脇の専用台に弁当を届ける」「価格は東京都中央区などのエリアで1つ700円としたが地域によって値段を柔軟に設定する」と報じています。

また、7月6日付日本経済新聞によると「弁当を買うと、釣り銭口からコイン型の『購入証明』を得られる。コインは注文ができたかを確かめるのに使う。飲料を買う際にお金と一緒に入れると10円の割引を受けられる」といい、飲料のついで買いを促す仕組みになっています。

これにより飲食店は売り上げの増加が見込めます。また、「サントリーとぐるなびは一定の手数料を得る」(SankeiBiz同記事)ことができます。

宅弁が誕生した背景にあるのはランチ難民の存在です。都心のオフィスでは近くの飲食店が混雑するなどで昼食を食べられないランチ難民が発生していることが問題となっています。

ぐるなびの調査によると、職場の昼食環境に不満を感じている人は43%、月1回は昼食をとれずにいる人は36%にものぼるといいます。