大塚家具の買収に手を挙げると取り沙汰されているヨドバシカメラは大塚家具を買収する意向がないようです。

8月8日付朝日新聞は「ヨドバシの首脳は取材に対し、『大塚家具から直接話をもらったこともない。買うだけの魅力がない』と述べ、買収の意思はないと強調。『交渉のテーブルについていない。買う気はない』とも述べ、銀行の提案に応じない考えを重ねて示した」と報じました。

業績不振に陥っている大塚家具は身売り交渉に入ったと報じられています。

大塚家具、身売り交渉が大詰め。TKP軸に最終調整か

身売り先として、提携関係にある貸し会議室大手のティーケーピー(TKP)が有力視されているほか、取引銀行がヨドバシカメラによる支援を提案したとされています。取引銀行は、TKPが大塚家具より規模が小さく経営再建の手腕が未知数であることを懸念し、より規模が大きく小売業のノウハウもあり、相乗効果も見込めるヨドバシに期待を寄せていたようです。

ヨドバシが否定したことで買い手候補は事実上、TKP1社に絞られた形です。TKPは昨年11月に大塚家具と資本・業務提携を結び、6%強(10億円超)を出資して第3位の株主となっています。「さらに50億円超の増資を引き受け、過半の株式を取得する案が有力になっている」(同記事)といいます。

また、「交渉関係者によると、TKPは大塚家具の大塚久美子社長が退任し、TKPの河野貴輝社長が両者の社長を兼務する人事案などを提案したが、久美子氏の処遇をめぐって調整が続いている」(同記事)といいます。

身売り交渉の報道で揺れるなか、大塚家具は7日、2018年12月期の業績予想の下方修正を発表しました。

売上高は従来予想を80億円下回る376億円、本業の儲けを示す営業損益は51億円の赤字(従来予想は2億円の黒字)としました。最終的な儲けを示す純損益は34億円の赤字(同13億円の黒字)としています。純損益は3年連続の赤字に陥る見通しです。