売れる商品・サービスもあれば売れない商品・サービスもあります。どちらかというと、売れない商品・サービスの方が多いのではないでしょうか。一生懸命考え、たくさんの実験をし、売れると判断したにもかかわらず、蓋を開けてみたら全く売れなかったという事例は枚挙にいとまがないことでしょう。

「80:20の法則」という経験則があります。上位2割の商品・サービスで売り上げの8割が決まるというものです。裏を返すと、残りの8割の商品・サービスは売り上げの2割にしかならないことを意味します。その8割の売れない商品・サービスは、一応存続させておくか、もしくは廃止させるかの判断を下すことを迫られます。

大型店舗であれば品揃えの豊富さを重視することが多いので、とりあえず存続させておくことは理にかなっています。しかし、中小規模店では品揃えの豊富さよりも絞り込みが有効となるため、売れない商品・サービスは廃止させていくほうが理にかなうことが少なくありません。スペースは限られています。

ただ、売れないからといってむやみに商品・サービスを廃止するのは危険です。ちょっとした工夫で売れるようになる場合があるからです。

・パッケージのデザインを変えてみる

・無地の家電にゴールドのラインを入れてみる

・ラーメンに柚子を添えてみる

・色を流行色に変えてみる

・クルーネックのプリントTシャツをVネックにしてみる

・丸い形のパンを四角い形に変えてみる

・メンマを細切りにしてみる

・BGMを邦楽から洋楽に切り替えてみる

・飲み物の温度を少し低くしてみる

些細な変更で売り上げが上がる場合があります。場合によっては売上上位商品に変貌することも十分あり得ます。売れていない商品・サービスにちょっとした変更を加えてみましょう。

 アパレル大手のレナウンが倒産した。同社は2020年5月15日、東京地方裁判所より民事再生手続き開始決定および管理命令を受けたと発表した。負債総額は3月31日現在で138億7900万円。今後はスポンサーを探し、事業の維持・再生に取り組む考えだ。厳しいのはレナウンだけではない。百貨店向けアパレルはどこも厳しく、オンワードホールディングスは20年2月期に国内外で約700店を閉店したが、21年2月期も約700店規模を閉店する方針だ。  icon-arrow-circle-right チャンネル登録はこちら