食品世界最大手のネスレ(スイス)は5月7日、米スターバックスから消費者向け商品などを店舗外の世界中で販売する権利を取得することで合意したと発表しました。
投資額は71億5000万ドル(約7800億円)。2018年末までに契約を締結する予定です。
世界的な人気ブランドを販売することで、主力のコーヒー分野でさらなる成長を実現する考えです。スタバの商品販売で年間売上高約20億ドルを見込みます。
ネスレはスタバの従業員約500人を引き受けます。現行の自社株買いプログラムに変更はないとしています。
ネスレのウルフ・シュナイダー最高経営責任者(CEO)は同日、「今回の取引は私たちのコーヒー事業にとって重要な一歩となる」との声明を発表しました。
スタバのケビン・ジョンソンCEOは「ネスレの名声と評判によりスタバの体験を世界中の人々に届ける機会になる」とコメントしました。
ネスレは17年9月に高級コーヒーの製造やカフェ運営を手がける米ブルーボトルコーヒーを買収するなどコーヒー分野の強化を図っています。
コロワイドの大戸屋ホールディングス(HD)への敵対的TOB(株式公開買い付け)が成立した。成立がほぼ確実であることを事前に予想していたが、その通りになった。 チャンネル登録はこちら
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