7月20日付SankeiBizは「ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は19日、ドンキホーテHDとともに進めるファミマの2カ所の共同実験店舗について、ドンキのノウハウ採用が奏功し、実験開始から1カ月間で売上高が約1.5倍に増加したことを明らかにした」と報じました。

両社は6月1日から東京都立川市と同目黒区のファミリーマート2店舗でドンキの売り場づくりの手法を採用して運営する実験を行っています。

ドンキ流のファミマが都内で2店舗オープン。ドンキ商品を展開、天井近くまで陳列

実験店では、商品を山積みする「圧縮陳列」を採用したほか、ドンキのプライベートブランド(PB)「情熱価格」を販売し、低価格を売りに集客するドンキの値付けも一部取り入れています。

2店舗では取り扱い商品数が通常のファミマの約1.5〜約1.7倍の4600〜5000点で、このうち2700〜2800点がドンキで取り扱っている商品となります。

6月29日からは東京都世田谷区の1店舗でも実験を始めています。

1カ月経過した2店舗とも集客に成功したとみられ、「客数が約1.3倍に増加。品ぞろえを強化した酒類の売り上げが約1.5倍、ドンキで売れ筋の携帯関連グッズや靴下などの日用品も約2倍に伸長し、全体の売上高が約1.5倍に増加した」(同記事)といいます。

また、「ドンキ流の陳列を楽しみながら見て回る来店客も目立ち、『滞在時間が従来比で2倍以上長くなった』(ファミマ広報)ことも販売増に貢献した」(同記事)といいます。

近年はコンビニの成長が鈍化しています。そうしたなか、ファミマはドンキの売り場づくりの手法を取り入れることで斬新さを打ち出し、新たな顧客層を獲得したい考えです。そして実験店での成果を見極め、他の店舗での導入も検討する方針です。