楽天とぐるなびは7月30日、資本業務提携すると発表しました。楽天がぐるなびの発行済み株式の9.6%を約40億円で買い付け、ぐるなびの会員やポイントを楽天に段階的に統合します。

ぐるなびは8月22日付で、創業者の滝久雄会長が保有するぐるなび株式の一部を楽天に売却します。これにより楽天は滝氏に次ぐ第2位(9.99%)の株主となります。楽天はぐるなびに役員1人を派遣します。

ぐるなび会員は楽天会員に、ぐるなびポイントは楽天ポイントに段階的に統合します。

楽天はユーザーに対し、ぐるなびの飲食店ネット予約の利用を促したり、両社のインターネットサイトの広告枠の販売で協業するほか、ぐるなびの加盟飲食店で「楽天カード」などでも決済できることをPRする方針です。

経済産業省によると、飲食店オンライン予約の2017年の市場規模は前年比36.8%増の4502億円と推定され、成長市場であるとしています。一方で、ぐるなびは全国約6万店の加盟店を擁しているものの、売上高は300億円台で伸び悩んでいます。19年3月期は前年比8.9%の減収となる見通しです。

そうしたなか、ぐるなびは1億人近い楽天の会員を自社サイトへ誘導することで広告収入を増やすとともに、加盟店を増やしたい考えです。楽天はぐるなびの利用者や加盟飲食店の取り込みを図る方針です。