家電量販のビックカメラは7月31日、酒類の専門店「ビックカメラリカー」を8月に東京都港区に出店すると発表しました。

家電は販売しない酒類専門の新業態店で、商業施設「アクアシティお台場」の4階に「ビックカメラリカー アクアシティお台場店」をオープンします。ビックカメラのグループ会社のビック酒販が運営します。

8月1日付日経MJによると、「売り場面積は約70平方メートル。午前11時から午後9時まで営業し、ビール、日本酒、焼酎といった酒類全般約2000種類を取り扱う」「クラフトビールは約200種類販売し、国産だけで80というアイテム数はビック酒販店舗内で最多。世界各地のワインも取りそろえ、専門販売員が利用客に合う種類を提案する」といいます。

同施設の同じ階には、日本空港ビルデングとビックカメラの共同出資会社が運営し訪日外国人客の来店も多い「Air BIC CAMERA」が出店しており、同店と新業態店で酒類のほか、家電製品や東京の土産菓子、医薬品、日用品などをワンストップで提供します。

ビックカメラでは旗艦店を中心に36店でビック酒販が酒類の売り場を設けています。これとは別に、新業態の「ビックカメラリカー」を独立した店舗として展開することで専門性を訴求する考えです。

ビックカメラの「酒類・飲食物」の売上高は伸びています。2017年8月期の連結決算では、同売上高が前年比8.1%増の58億円でした。足元の17年9月〜18年5月の同売上高は前年同期比21.2%増の52億円と大きく伸びています。構成比は小さいものの、成長性を感じることができます。

家電市場に頭打ち感があるなか、ビックカメラは「非家電分野」を強化することで成長を図る狙いがあります。昨年11月には玩具専門店「ビックトイズ」と医薬品や日用品が中心の「ビックカメラセレクト」を出しています。今回酒類専門店を出すことで、家電以外の品ぞろえの豊富さを訴求したい考えです。

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ビックカメラ、医薬品・日用品の専門店を出店。11月に原宿で開業

 アパレル大手のレナウンが倒産した。同社は2020年5月15日、東京地方裁判所より民事再生手続き開始決定および管理命令を受けたと発表した。負債総額は3月31日現在で138億7900万円。今後はスポンサーを探し、事業の維持・再生に取り組む考えだ。厳しいのはレナウンだけではない。百貨店向けアパレルはどこも厳しく、オンワードホールディングスは20年2月期に国内外で約700店を閉店したが、21年2月期も約700店規模を閉店する方針だ。  icon-arrow-circle-right チャンネル登録はこちら