ニトリホールディングス(HD)は8月14日、北海道小樽市の高級老舗旅館の銀鱗荘(ぎんりんそう)の所有権を取得し、旅館の運営を始めると発表しました。傘下のニトリパブリック(札幌市)が20日から旅館の運営を引き継ぎます。ニトリHDが宿泊業を手掛けるのは初めてとなります。

銀鱗荘は鉄筋コンクリート一部木造3階建ての本館と同5階建ての新館からなり、部屋数は両館合わせて全18室で延べ床面積は約3000平方メートルです。敷地内には温泉もあります。小樽港の南部に面した平磯岬の高台に位置し、客室や露天風呂から石狩湾を一望できます。

宿泊料金は約3万5000円(2人1室利用の1人料金、朝夕食付き)からで、和食会席やフランス料理も提供します。内外装には明治期の雰囲気が残り、外国人客にも人気です。

銀鱗荘は、ニシン漁の大網元が1873年に余市町に建設した鰊御殿が発祥です。1939年に小樽港東端にある海抜60メートルの高台・平磯岬に移築され、料亭旅館として開業しました。