イオン傘下で総合スーパー(GMS)を手掛けるイオンリテールは、2020年に子ども用品や美容関連など4分野の専門店を分社化するようです。

8月29日付日本経済新聞は「分社化の対象となる専門店は、子ども用品の『キッズリパブリック』、美容関連の『グラムビューティーク』、家具・雑貨の『ホームコーディ』、下着専門の『インナーカジュアル』。それぞれ商品開発や出退店、販売促進などの戦略や採算管理に責任を持たせる」「準備段階として、各専門店に担当の事業部門を立ち上げ、こうした機能を委譲した」と報じました。

イオンは20年度までの経営計画で総合スーパー(GMS)を改革していく方針を示し、食品分野は地域ごとにグループの食品スーパーと統合するほか、衣料品、住関連品は分離して専業会社を設立し、専門店は分社化することを視野に入れていました。今回の分社化はこの一環とみられます。

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イオンは過去に酒販店「イオンリカー」や自転車店「イオンバイク」などを分社化しており、今後も専門店の分社化を進めていくようです。「イオンリテールには今回対象の4専門店を含め大小約20の商品分野がある。20年以降に状況をみて順次分社化する計画」(同記事)といいます。

イオンリテールは引き続き親会社として全体を統括する見込みですが、分社化により各分野の専門性が高まるほか、機動的な事業展開ができるとみています。

イオンリテールはイオングループの中核企業で、2018年2月期の営業収益は2兆1978億円にもなります。一方で売上高営業利益率は0.5%にとどまり、利益率の改善が急務となっています。そうしたなか、「分社化を契機に2〜3年内に3%まで改善する」(同記事)考えです。