財務省が9月3日に発表した《法人企業統計》によると、3月末時点の金融業と保険業を除く全産業の「内部留保」に当たる利益剰余金は、前年比9.9%増の446兆4844億円でした。調査開始以来、過去最高を更新しました。

製造業が9.1%増の153兆3205億円、非製造業が10.4%増の293兆1639億円で、ともに約1割拡大しました。

設備投資も増えましたが、内部留保の伸びの方が大きく、さらなる設備投資や賃上げを求める声が強まりそうです。

設備投資は5.8%増の45兆4475億円となりました。比較可能な01年度以降、最高を更新しています。

売上高は6.1%増の1544兆1428億円、経常利益は11.4%増の83兆5543億円でした。売上高経常利益率は5.4%(前年度は5.2%)となっています。

小売業と飲食サービス業、宿泊業を見てみます。

小売業は、売上高が13.9%増の199兆9384億円、経常利益が26.5%増の4兆4563億円、経常利益率は2.2%(同2.0%)となっています。

飲食サービス業は、売上高が3.7%減の21兆9897億円、経常利益が3.5%減の5133億円、経常利益率は2.3%(同2.3%)となっています。

宿泊業は、売上高が11.3増の8兆6901億円、経常利益が18.3増の6867億円、経常利益率は7.9%(同7.4%)となっています。