無印良品を展開する良品計画が冷凍食品事業に参入するようです。

9月7日付日本経済新聞は「総菜やご飯もの、煮込みなどをそろえ、9月下旬から冷凍陳列棚を置いた国内4店で販売を始め、2019年2月までに20店に拡大する。チルドの菓子を販売している店も15店から100店に広げる。現在好調な食品カテゴリーを拡大し、30年をめどに売上高比率を10%弱から30%に高める」と報じました。

販売するのは「おひたしやひじき煮などの総菜や、雑穀米使用のおにぎりや巻きずしといったご飯もの、肉じゃがやサムゲタンなどの煮込みのほか、ギョーザやだんご、ホットサンドなどをそろえる。価格帯は350〜490円。競合する食品メーカーが手掛けないような品ぞろえにした」(同記事)といいます。

無印良品は衣料品や雑貨はもとより食品も好調で、18年2月期の食品の売上高は前の期比7.3%増の207億円と大きく伸びており、売上高比率は7.5%となっています。特に菓子が好調で、9.0%増と高い伸び率となっています。

無印良品は近年食品の販売に力を入れており、今年3月には無印良品では初となる産地直送の鮮魚や精肉を扱う「食の専門売り場」を導入した店舗を、商業施設「イオンモール堺北花田」(大阪府堺市)内にオープンしました。昨年7月には「無印良品有楽町店」(東京・千代田)で青果の販売も始めています。

無印良品に「食」の専門売り場を導入。良品計画、3月開業の店舗で

日本冷凍食品協会》によると、17年の冷凍食品の生産量は過去最高だった16年と比べ3.0%多い160万トンとなり、金額ベースでは4.5%増の7180億円と好調です。共働き世帯の増加で食事を手軽に済ませたい消費者が増え、「時短需要」が拡大していることが背景にあります。無印良品としてもそういった需要を取り込むことで売り上げの拡大を図りたい考えです。