訪日中国客のトレンドが「爆買い」から「食事」に移っているようです。

9月9日付日経MJによると「中国のインターネット旅行最大手、携程旅行網(シートリップ)の調べによると、2017年度の訪日中国客は1回の食事に300元以上、日本円にしておよそ5000円を超える額をかける人が7割超に上った」「17年度の訪日中国客の来日目的の1位は食事だった。2位は買い物で、桜や紅葉や雪など四季を楽しむことが続いた。16年度までは買い物目的で来る人が最も多かった」といいます。

人気の料理を聞くと「1位は懐石料理で、うな丼、フグと高級料理が続いた。ラーメンや定食などの手ごろな料理から高級路線へと関心が移り変わっているようだ」(同記事)といいます。

シートリップは中国最大手のネット旅行会社で、レストラン検索サービス「美食林」も運営しており、世界150都市の1万8000店の飲食店を載せているといいます。

美食林事業の劉驍舟CEOによると、訪日中国客が食事を目的に選ぶ渡航先として東京が最も人気が高く、年間検索数は1000万超になるといいます。また、商業エリア別では大阪・心斎橋が最も人気があり、2位が京都の清水寺、3位が東京・銀座になるといいます。

日本の飲食店を訪れる中国客が増えていますが、両者の間にはまだまだ壁があるといい、そのひとつとして予約環境が整っていないことが挙げられるといいます。中国では気軽に飲食店の予約ができる環境が整っている一方、日本はそういった環境が整っておらず、約6割の訪日中国客は日本の飲食店の予約方法がわからないために事前に予約したことがなく、そのうちの半数以上が事前に予約することを望んでいるといいます。

シートリップは17年に飲食店予約サイトを運営するぐるなびと飲食店予約サービスで提携を結びましたが、今後はぐるなびに掲載されている日本のレストランを美食林からも予約できるようにすることを視野に入れているようです。