三越伊勢丹ホールディングス(HD)は9月26日、伊勢丹相模原店(相模原市)と伊勢丹府中店(府中市)、三越新潟店(新潟市)の3店を閉鎖すると発表しました。

伊勢丹相模原店と同府中店は来年9月末に、新潟三越は2020年3月22日に閉店する方針です。府中店については営業終了後に商業施設への転換を目指し関係者と協議するとしています。3店合計の従業員数は4月時点で853人となりますが、原則、配置転換するとしています。

3店はいずれも1996年度が売上高のピークで、直近の17年度の売上高は相模原店がピーク比約5割減の195億円、府中店が4割減の148億円、新潟三越が5割減の129億円となっています。郊外のショッピングセンターとの競争激化などで顧客の取り込みに苦戦しました。

一方で、大都市の店舗は株高を背景とした富裕層の旺盛な消費とインバウンド消費に支えられて堅調に推移しています。

同社の稼ぎ頭は伊勢丹新宿本店(東京・新宿)、三越日本橋本店(東京・中央)、三越銀座店(同)の3店舗で、全23店ある三越伊勢丹HDの百貨店事業売上高のほぼ半分を稼いでいます。17年度の売上高は、三越日本橋本店が苦戦気味で前年度比5.9%減の1553億円だったものの、伊勢丹新宿本店が同2.1%増の2741億円、三越銀座店が同8.4%増の878億円と好調に推移しています。

同社は100億円超を投資して伊勢丹新宿本店や三越日本橋本店の大規模改装に乗り出すなど、3店舗に投資を続けています。

三越伊勢丹、3年間で1500億円投資。顧客情報の統合、旗艦店の改装を実施