ユニー・ファミリーマートホールディングスは10月11日、ドンキホーテホールディングス(HD)の株式を取得してグループ会社化すると発表しました。同時に、子会社のユニーの株式をドンキHDに売却し、総合スーパー(GMS)事業を切り離します。

ドンキ、ユニー買収へ。ユニー・ファミマと最終調整

ユニー・ファミマは11月上旬からTOB(株式公開買い付け)を実施します。ドンキHD株を最大20.17%取得し、同社の筆頭株主になります。1株6600円で買い付け、取得額は約2100億円になる見込みです。

ユニー・ファミマはこれまでのコンビニエンスストアと総合スーパーに加え、ドンキHDのディスカウントストアをグループに加えることで、それぞれの業態の持つノウハウや情報を共有する考えです。また、全店売上高で約4兆7000億円の流通グループが誕生することになり、そのスケールメリットを生かしたい考えです。

ドンキHDは来年1月までにユニー株の残り60%を282億円で買い付け完全子会社化します。10月12日付日本経済新聞によると「ドンキHDは5年間でユニーの100店を業態転換する」といいます。

ドンキHDは来年2月に社名をパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスに変更することを発表しました。国内市場が縮小するなか、ユニー・ファミマ親会社の伊藤忠商事の海外ネットワークを活用し、共同で海外展開を進める考えです。ユニー・ファミマも来年春の株主総会に向け、社名変更や組織再編を検討します。

ユニー・ファミマとドンキHDは昨年8月に資本・業務提携し、ドンキ独自のノウハウを活用して、今年2〜3月にユニーのGMS6店を共同運営のディスカウント店に転換、収益を改善させました。ドンキのノウハウが功を奏し、3〜8月の売上高が前年比で1.9倍、客数は1.6倍に伸びています。